声実家を片付けたいけど、あの大きな仏壇だけはどうしたらいいのか分からない…



うちはお寺に相談して小さい仏壇に替え、両親の新しい家の居間に置きました
実家じまいを進めていると、最後まで手をつけられずに残るのが大きな仏壇ではないでしょうか。
捨てるのは罰当たりな気がするのに、自分の家へ持ち帰る場所もないという人は多いはずです。
私の実家にも昔ながらの大きな仏壇があり、両親が移る市営住宅にはとても入りませんでした。



我が家はお寺に相談し、古い仏壇の魂抜きから小さい仏壇の開眼供養までを1日で済ませています。
かかった費用はお布施と引き取り代と新しい仏壇の代金で、合わせて約20万円になりました。
実家の仏壇をどうするか、誰に何から相談すればいいのか分からない人は最後まで読んでください。
親が元気なうちに仏壇を小さくして新居へ移した流れを、費用の内訳とあわせて書いていきます。


実家じまいの仏壇どうする?我が家が選んだ答え


実家じまいの仏壇をどうするかは、片付けの中でもいちばん判断に迷うところでした。
家具や食器なら捨てるか売るかで済みますが、仏壇には先祖に手を合わせる場所という重みがあります。
私も実家の片付けを始めてから、仏壇の扱いだけはなかなか答えを出せないままでいたのです。
実家の仏壇の行き先は、大きく分けると引き継ぐ・小さく残す・手放すの3つしかありません。
我が家はそのうち小さく残す道を選び、古い仏壇を手放して小さな仏壇に買い替えています。
選択肢は引き継ぐか小さく残すか手放すか
実家の仏壇をどうするかを調べていくと、行き先はおおむね次の3つにまとまっていきます。
- そのまま子どもの家へ引き継ぐ
- 小さい仏壇に替えて残す
- 供養をしてから手放す
そのまま引き継ぐには、昔ながらの大きな仏壇を置ける部屋が受け取る側に必要になります。
手放す場合は手を合わせる場所そのものがなくなるので、家族の気持ちの整理が欠かせません。
小さく残す方法はその中間で、置き場所の問題と手を合わせる場所を両方とも解決できるのです。
両親が元気だったから小さく残すを選んだ
我が家の実家じまいは、母が便利な市営住宅に移りたいと言い出したことから始まりました。
両親ともに元気で、亡くなった親の遺品を片付ける実家じまいとは事情がまるで違っていたのです。
両親がこれからも毎日手を合わせる場所を残したい、というのが小さく残した理由でした。



親が元気なうちの実家じまいなら、仏壇は手放さずに小さくして親の新居へ移す道があります。
もし両親が亡くなったあとの実家じまいだったら、私は別の答えを選んでいたかもしれません。
実家じまいを始めたきっかけから売却までの流れは、こちらの全記録にまとめています。
【実家じまい全記録】実家の片付けから売却まで9か月の体験談ブログ
市営住宅に大きな仏壇は入らなかった
実家の仏壇は昔ながらの大きなもので、両親が移る市営住宅の部屋には到底入りませんでした。
4LDKの実家から2DKの市営住宅へ移るので、大きな家具を置ける場所はほとんどありません。
仏壇をそのまま運ぶ案は、置き場所がないという理由でいちばん最初に消えることになりました。
仏壇を新居へ運ぶか迷ったら、まず置きたい場所の幅と奥行きと高さを測ってみてください。
残る道は手放すか小さくするかの2つで、どちらにするかを決めるためにお寺へ相談しています。
実家じまいの仏壇はまずお寺に相談


仏壇をどうするか迷ったとき、私が最初に相談したのは代々お世話になっているお寺でした。
仏壇店や片付けの業者に聞くより先にお寺へ相談したことが、結果として正解だったと思います。
仏壇の供養のやり方や呼び方は、宗派や地域、お寺との関係によって大きく変わるからです。
実家の仏壇の相談先は、菩提寺、仏壇店、片付けの業者の順に考えると迷わずに済みます。
ここでは、お寺に相談したときの流れと、お寺とのつきあいがない場合の相談先を書きます。
最初の相談は納骨堂のあるお寺へ
相談したのは、実家のご先祖のお骨を納めている納骨堂がある、代々のつきあいのお寺です。
相談の結果、古い仏壇の魂抜きと引き取り、新しい仏壇の開眼供養までをお寺にお願いしました。
実家の仏壇をどうするか迷ったら、まずは菩提寺に相談してみるのがいちばんの早道です。
菩提寺が分からないときは、お墓や納骨堂がどこのお寺にあるかを親に聞くと見つかります。
宗派が分からなくてもお寺に聞けば決まった
正直に書くと、私は実家の宗派が何なのかを、仏壇を片付けた今でもはっきり知りません。
それでもお寺がやり方を決めてくださったので、宗派を自分で調べる必要はありませんでした。
ネットで調べると宗派ごとの作法やお布施の目安がたくさん並び、かえって迷ってしまいます。
宗派が分からないときほど、自分で調べるより菩提寺に聞いたほうが確実で早いのです。
お寺とのつきあいがない場合の相談先
菩提寺がない人や、お寺とのつきあいが途切れてしまった人も今では少なくありません。
その場合は、仏壇店に供養から引き取りまでをまとめて相談するという方法があります。
実家が空き家で家ごと片付ける予定なら、遺品整理の業者に仏壇もまとめて頼めるでしょう。
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魂抜きと開眼供養を同じ日に済ませた流れ


我が家では古い仏壇の魂抜きと、新しい仏壇の開眼供養を同じ1日のうちに済ませました。
魂抜きは閉眼供養とも呼ばれ、仏壇から魂を抜いて元の物に戻すための儀式とされています。
開眼供養はその反対で、新しい仏壇に魂を入れて手を合わせる場所にするための儀式です。



魂抜きと開眼を同じ日にすれば、家に手を合わせる場所がない日を作らずに済みます。
ここでは、遠方に住む私が立ち会わなかった当日の流れを、分かっている範囲で書いておきます。
古い仏壇の魂抜き
当日はお坊さんがまず実家に来てくださり、古い仏壇の魂抜きをしていただきました。
私は関東に住んでいるため、この日は立ち会っておらず、当日のことは両親に任せています。
遠方に住む子どもがすべての儀式に立ち会えなくても、お寺に頼めば供養は進んでいくのです。



立ち会えない場合は、日時とお布施の渡し方を前もってお寺と決めておくと当日が楽になります。
古い仏壇の魂抜きと新しい仏壇の開眼供養を合わせて、お寺へのお布施は7万円でした。
位牌は小さい仏壇へそのまま移した
位牌は処分せずに、新しく用意した小さい仏壇のほうへそのまま移すことにしました。
実家の仏壇の位牌をどうするか迷う人は多いのですが、両親が手を合わせ続けるので残しています。
仏壇を小さくするときは、今ある位牌が全部収まる大きさかを先に確かめておきましょう。
位牌を何柱も受け継いでいる家では、お寺に相談すると1つにまとめる方法もあるそうです。
新しい仏壇の開眼供養も同じ日に
実家での魂抜きを終えたあと、お坊さんは両親の新しい住まいの市営住宅まで回ってくださいました。
そこで小さい仏壇の開眼供養をしていただき、その日のうちに手を合わせられる形が整っています。
魂抜きと開眼を同じ日にお願いするなら、新しい仏壇はその日までに新居へ届けておきましょう。
1日で両方を済ませられたのは、実家と新居の両方へお寺が足を運んでくださったおかげです。
仏壇の魂抜きと開眼を別の日に分けるかどうかも、お寺と相談して決めるのがいちばんでしょう。
実家の仏壇の処分はお寺に引き取ってもらった


魂抜きを終えた古い仏壇は、運び出しから処分までをそのままお寺に引き取っていただきました。
実家の仏壇の処分は、自分で粗大ゴミに出すか人に頼むかで、手間も費用も大きく変わります。
我が家は引き取りまでお寺にお願いしたので、重い仏壇を運び出す作業に私は関わっていません。



古い仏壇の引き取り代は10万円で、仏壇まわりの費用の中でいちばん大きな金額でした。
ここからは、引き取りの費用と、お寺以外に頼む方法との違いを順番にまとめておきます。
お布施と引き取り代をお寺に払った
お寺にお支払いしたのは、お布施の7万円と古い仏壇の引き取り代の10万円で合わせて17万円です。
新しい仏壇の2万円と比べると、古い仏壇を手放す費用のほうが5倍も高くついた計算になります。
仏壇は買うより手放すほうがお金がかかることもある、と覚えておいて損はありません。
粗大ゴミや不用品回収に出す方法もある
魂抜きを済ませた仏壇は、自治体によっては粗大ゴミとして出せることになっています。
出し方や料金は自治体ごとに違うので、実家のある市区町村のホームページで確かめてください。
ただ大きな仏壇を家の外まで運び出すのは、遠方から通う子どもにとってかなりの負担です。
実家の家具とまとめて片付けるなら、仏壇も一緒に業者へ頼むほうが手間は少なくて済みます。
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実家の片付けをまとめて相談しましょう
実家から出た仏壇以外の物を私がどうしたかは、品目ごとにこちらの一覧にまとめています。
【一覧表】実家じまいで処分したもの全部!売れた物と捨てた物の記録
供養なしで処分するときに気をつけること
供養をしないまま仏壇を処分しても、それで法律に触れたり罰せられたりすることはありません。
ただ親や親戚の中には、供養をしないまま手放すことに強い抵抗を感じる人もいるものです。
我が家はお寺にお願いしたことで、親戚から後で何か言われる心配もほとんどなくなりました。
仏壇は小さく買い替え!ネットで2万円の仏壇を選んだ


新しい仏壇はネット通販で探して買い、値段は2万円という小さくて手ごろなものでした。
仏壇の買い替えで小さくするなら、仏壇店に足を運ばなくてもネットで選ぶことができます。
昔ながらの仏壇の値段を知っている人ほど、2万円という金額に驚くかもしれません。
仏壇を小さく買い替えるときは、値段を見る前に置き場所の幅と奥行きを測っておきましょう。
ここでは置き場所と、ネットで仏壇を選ぶときのこと、引っ越しと買い替えの関係を書きます。
置き場所は市営住宅の居間
小さい仏壇は、両親が暮らしている市営住宅の居間に置いて毎日手を合わせてもらっています。
2DKで仏間のない住まいでも、居間の一角に置ける大きさなら毎日自然に手を合わせられます。
両親が1日の大半を過ごす居間に置いたことで、仏壇がいつも目に入る場所になりました。
マンションや団地なら、台や棚の上に置ける上置きタイプの仏壇が選択肢に入ってきます。
ネットでも仏壇は買える
仏壇は仏壇店で買うものと思われがちですが、今はネット通販でも多くの種類から選べます。
遠方の実家じまいでは、子どもが親と一緒に仏壇店を回る時間を取るのはなかなか大変です。
写真と寸法を見ながら選べるので、置き場所さえ決まっていれば迷う時間は短く済むでしょう。
- 置き場所の幅と奥行きを測る
- 位牌が収まるかを確かめる
- 開眼供養の日までに届ける
引っ越したら仏壇は買い替えるべき?
引っ越しのたびに仏壇を買い替えなければならない、という決まりは特にありません。
新しい住まいに今の仏壇が入るなら、お寺に相談したうえでそのまま運ぶ方法もあります。
実家の仏壇の移動が難しくなるのは、たいてい新しい住まいに置き場所がないときです。
我が家のように大きさが合わないなら、小さく買い替えるのがいちばん現実的な答えです。
実家じまいの仏壇にかかった費用は約20万円


実家じまいの仏壇にかかった費用は、お布施と引き取り代と新しい仏壇で約20万円でした。
内訳をそのまま足すと19万円になり、片付けの費用の記事では約20万円としてまとめています。
片付け全体の支出は約71万円だったので、仏壇だけでその3割近くを占めた計算になります。



実家じまいの予算を立てるときは、仏壇の費用を片付け代とは別の枠で考えておきましょう。
ここでは費用の内訳と、買い替えにお金をかけた理由、予算での注意点を書いておきます。
仏壇にかかった費用の内訳
| 項目 | 金額 | 支払い先 |
|---|---|---|
| お布施 | 70,000円 | お寺 |
| 古い仏壇の引き取り代 | 100,000円 | お寺 |
| 新しい仏壇 | 20,000円 | ネット通販 |
| 合計 | 190,000円 |
いちばん高かったのは古い仏壇の引き取り代で、仏壇の費用全体の半分以上を占めています。
次がお布施の7万円で、新しい仏壇の代金は2万円とこの中ではいちばん小さな金額でした。
手放すだけならもっと安く済んだ
新しい仏壇を買わずに古い仏壇を手放すだけなら、2万円の出費はかからなかったはずです。
それでも買い替えたのは、両親が手を合わせる場所をどうしても残したかったからです。
実家じまいは荷物を減らす作業であると同時に、親の暮らしを次へ移す作業でもあります。



仏壇にいくらかけるかは、親がこれからも手を合わせたいかどうかで決めるのが近道です。
予算に入れ忘れやすいので注意
実家じまいの予算を考えるとき、仏壇の費用はつい計算から抜け落ちやすい項目の1つです。
片付けの業者の見積もりには、お布施や新しい仏壇の代金はふつう入っていないからです。
我が家の例で言えば、仏壇だけで片付け費用とは別に20万円近くを見込んでおくと安心でしょう。
交通費や処分費もふくめた実家じまいの費用の全額は、こちらの記事に内訳を書いています。
実家じまいの仏壇でよくある質問
ここでは、実家じまいの仏壇について検索でよく見かける質問に、我が家の経験から答えます。
宗派やお寺によって答えが変わるものは、最後は菩提寺に確かめるようにしてください。
- 実家が空き家になったら仏壇はどうすればいい?
-
空き家の仏壇をそのまま置いておくと、湿気や虫で傷みやすく、手を合わせる人もいなくなります。
家を売るか貸すと決まった時点で菩提寺に相談し、仏壇の行き先を決めておくと安心です。
空き家を家ごと片付けるなら、【遺品整理110番】で片付けの見積もりを無料で取ることができます。
- 家を解体する前に仏壇はどうすればいい?
-
解体の前には、仏壇を家から出して魂抜きを済ませておくのが一般的な流れとされています。
解体業者は仏壇の供養までは引き受けないこともあるので、先にお寺か仏壇店へ相談しましょう。
解体の前に家の中を空にする作業は、【遺品整理110番】の片付けの業者に頼めます。
- 魂抜きをしないとどうなる?
-
魂抜きをしないまま仏壇を処分しても、それで罰せられるような決まりはありません。
ただ家族や親戚が気にする場合は、あとで揉めないように供養をしておくほうが無難でしょう。
- 実家の仏壇を自分の家に持ってくることはできる?
-
置き場所さえあれば、実家の仏壇を子どもの家へ移して引き継ぐことはもちろんできます。
動かす前に菩提寺へ相談し、移動の前と後にどんな供養が必要かを確かめておきましょう。
- 位牌はどうすればいい?
-
我が家は位牌を処分せずに、新しく買った小さい仏壇のほうへそのまま移しています。
位牌を手放す場合も、仏壇と同じようにお寺で供養していただいてから手放すのが一般的です。
- 神棚はどうした?
-
実家には神棚もありましたが、我が家では処分せずに両親の市営住宅へそのまま持っていきました。
神棚は神社の作法になるので、手放すときは仏壇とは別に神社へ相談するようにしてください。
まとめ!実家じまいの仏壇は親が元気なうちにお寺へ相談


我が家の実家じまいでは、お寺に相談して大きな仏壇を手放し、小さい仏壇に買い替えました。
- まず菩提寺に相談
- 魂抜きと開眼を同じ日に
- 位牌は小さい仏壇へ
- 新居の居間に置いた
- 費用の合計は約20万円
実家の仏壇をどうするかは、親が元気なうちに一緒に決めておくのがいちばんの近道です。
仏壇は手放すか残すかの2択ではなく、小さくして親の新居へ移すという道もあります。
お寺とのつきあいがない人や、空き家を家ごと片付けたい人は業者にまとめて相談できます。
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