声業者に頼むと高いし、実家の片付けくらい自分でやれば安く済むよね…



私は見積もり30万円を断って自分で片付け、交通費と処分費で51万円かかりました
実家じまいを始めるとき、多くの人が最初に気にするのは業者に頼むと高いということです。
私も遺品整理の業者に見積もりを頼み、30万円という金額を見て自分でやると決めました。
ところが遠方の実家に何度も通ううちに、交通費と処分費で約51万円が出ていったのです。



業者に頼んでも帰省は残るので、30万円と51万円をそのまま比べる話ではありません。
業者に頼んだ場合を計算し直すと、帰省の交通費を入れても約50万円で済んでいました。
費用はほとんど同じで、私が一人で抱えた時間と苦労で、ストレスが余計にかかりました。
実家の片付けを自分でやるか業者に頼むか、どちらが得なのか迷っている人は最後まで読んでください。
私がケチって失敗した実家じまいのお金と苦労を、数字を出しながら順番に書いていきます。


実家じまいでやってはいけない失敗は業者代をケチったこと


私が実家じまいでしてしまった失敗は、業者代を惜しんで自分で片付けを始めたことです。
片付けを始める前に遺品整理の業者へ見積もりを頼むと、出てきた金額は30万円でした。
その金額を高いと感じた私は、交通費のことを深く考えないままその場で断っています。



遠方の実家じまいでは、業者代と同じくらい帰省の交通費と宿泊費が大きな出費になります。
3年たった今なら、あの判断こそが実家じまいでやってはいけない失敗だったと分かります。
なぜ30万円を断ってしまったのか、そのときの私の考えを正直に書いておきたいと思います。
遺品整理の業者の見積もり30万円を片付け前に断った
見積もりを頼んだのは、実家の片付けにまだ一度も手をつけていない最初の段階でした。
実家は2階建ての4LDKで、家族4人が40年暮らした荷物がそっくりそのまま残っています。
出てきた見積もりは30万円で、タンスや食器棚などの大型家具の処分もふくんだ金額です。
遺品整理の業者のなかには、親が元気なうちの実家の片付けを引き受けるところもあります。
30万円という数字だけを見て、私はその場で業者に頼むのをきっぱりやめてしまいました。
自分でやれば安く済むと思い込んでいた
30万円を断ったいちばんの理由は、自分でやればもっと安く済むと考えたからでした。
粗大ゴミの収集やクリーンセンターへの持ち込みなら、数万円で収まると見ていたのです。
軽トラックを借りて自分で運べば、業者の代金はまるごと浮くと本気で計算していました。
- 粗大ゴミなら1点数百円
- 持ち込みなら重さで安い
- 軽トラを借りれば運べる
- 母と2人なら何とかなる
この計算には、実家まで通う交通費と自分の体力がまったく入っていなかったのです。
業者代だけを見て安いか高いかを決めたことが、すべての始まりだったと思っています。
ぼったくられるのではという不安もあった
もうひとつ断った理由に、業者にぼったくられるのではないかという不安がありました。
見積もりのあとで追加料金を上乗せされる話を、ネットで何度も目にしていたからです。
実家から遠く離れた関東に住んでいると、地元の業者の評判を確かめる手段も限られます。



あとで一括見積もりを使って3社を比べると、料金はほとんど同じ金額に収まりました。
実際にあとで3社に見積もりを取ったときは、どこも金額に大きな差はありませんでした。
不安の正体は業者ではなく、比べる方法を知らなかった私の知識不足だったのでしょう。
ぼったくりを避けるために私が業者にどう頼んだかは、こちらの記事にまとめています。
不用品回収のぼったくりを防ぐ方法【3社に見積もりを出した実体験】
実家じまいを自分で片付けた費用は約51万円


業者を断って自分で片付けた結果、実家じまいの費用は仏壇を除いて約51万円になりました。
内訳は処分費が12万円で、交通費と宿泊費が39万3600円という組み合わせになります。
処分費を安く抑えても、交通費と宿泊費だけで業者代の30万円を超えていたのです。
| 項目 | 金額 | 内容 |
|---|---|---|
| 処分費 | 120,000円 | 粗大ゴミ・持ち込み・業者 |
| 新幹線 | 300,000円 | 往復5万円×6回 |
| 在来線 | 9,600円 | 往復1,600円×6回 |
| 宿泊費 | 84,000円 | 1泊7,000円×12泊 |
| 合計 | 513,600円 | 仏壇の20万円は除く |
仏壇の20万円は業者に頼んでも同じだけかかるので、ここでは比べる計算から外しました。
全体の内訳は費用の記事に領収書どおり書いているので、あわせて読んでみてください。
【総額71万円】実家の片付け費用の内訳!一番高かったのは交通費
交通費と宿泊費だけで39万3600円
実家は西日本にあって、関東の自宅からは新幹線で片道4時間かかる距離にありました。
新幹線の往復が5万円で、それを6回くり返したので運賃だけで30万円になっています。
片付けの日は毎回ビジネスホテルに泊まり、1泊7千円の素泊まりで合計12泊しました。
遠方の実家じまいでは、交通費と宿泊費が処分費の3倍以上にふくらむことがあります。
業者代を節約するために通った回数が、そのまま交通費を押し上げていった形です。
自分の手で片付けるほど帰省が増えるという仕組みに、私は最後まで気づけませんでした。
結局は大型家具を業者に10万5千円で頼んだ
自分でやると決めたはずなのに、最後は大型家具の処分を業者に頼むことになりました。
タンスや食器棚は母と2人ではどうやっても動かず、2階から下ろすこともできません。
軽トラックを借りて運ぶという計画は、家具の前に立った瞬間にあきらめています。
- タンス・食器棚
- 布団やマットレス
- 2階から下ろせない物
払った金額は10万5千円で、30万円を断った私が結局は業者にお金を払っていたのです。
頼む業者を選んだときの流れは、3社の見積もりを比べた記事のほうに詳しく書きました。
【軽トラ1台4万円】実家の片付けを業者に頼んだ記録と3社の見積もり
帰省が6回まで増えた理由
自分で片付けると決めたことで、実家に通う回数は全部で6回まで増えていきました。
1回の帰省で使える時間は短く、実際に手を動かせるのは1日に4時間ほどしかありません。
そのうえ相手の都合に合わせる予定が多く、私の滞在の日程となかなか噛み合いません。
- 買取業者の出張査定
- 不用品回収の立ち会い
- お寺との仏壇の相談
- 不動産会社との打ち合わせ
- 鍵の引き渡し
こうした予定の合間に自分の仕分けが加わったぶんだけ、帰省の回数が増えていきました。
実家じまいを業者に頼んでいたら帰省3回で約50万円


では最初から業者に頼んでいたら、実家じまいの費用はいくらで済んでいたのでしょうか。
業者に任せても、お寺や不動産会社との約束のために帰省は何度か必要になってきます。
私の見立てでは、業者に頼んでいた場合でも3回ほどは実家に通うことになったはずです。
6回の帰省にかかった交通費と宿泊費を平均すると、1回あたり約6万5600円になりました。
業者代の30万円にこの3回分を足して、自分でやった場合と同じ表に並べてみました。
業者に任せても帰省はゼロにならない
業者にすべて任せれば、実家に一度も行かずに済むと考える人もいるかもしれません。
けれども見積もりや作業の日の立ち会いなど、本人がいたほうがよい場面は必ず残ります。
私の場合はさらに、お寺との相談と不動産会社との打ち合わせ、鍵の引き渡しがありました。



業者に頼んでも帰省はゼロになりません。残る回数を先に数えてから比べてください。
業者に任せて減らせるのは、仕分けと運び出しのために通っていた分の帰省なのです。
私の6回のうち半分ほどは、自分で仕分けをするためだけに通っていた計算になります。
自分で片付けた場合と業者に頼んだ場合の比較
自分で片付けた実際の金額と、業者に頼んでいた場合の金額を同じ条件で並べました。
| 自分で片付けた | 業者に頼んでいたら | |
|---|---|---|
| 片付けと処分 | 120,000円 | 300,000円 |
| 帰省の回数 | 6回 | 3回くらい |
| 交通費と宿泊費 | 393,600円 | 約196,800円 |
| 合計 | 513,600円 | 約496,800円 |
帰省1回分を約6万5600円として、3回分の交通費と宿泊費を約19万6800円と計算しています。
業者代の30万円とあわせると、最初から頼んだ場合の合計は約49万6800円になりました。
お金だけを見れば、業者に頼んでも自分でやっても結果はほとんど同じだったのです。
差はわずか1万6800円で苦労だけが残った
自分で片付けた実際の51万3600円と比べると、その差はたった1万6800円しかありませんでした。
30万円を断って節約したつもりが、むしろ1万6800円を多く払っていた計算になります。
変わったのは、帰省が3回から6回に増えて、仕分けを全部自分で引き受けたことです。
有給休暇も体力も、業者に払わなかった分だけ私の側から確実に出ていったのでしょう。
同じお金を払うなら、苦労の少ないほうを選べばよかったというのが今の正直な気持ちです。
実家じまいで一番の失敗は分別を一人で抱えたこと


お金がほぼ同じだったと分かった今、いちばん後悔しているのは一人で分別したことです。
実家にある物を残すか捨てるか売るか、一つずつ決めていく作業は想像以上に重いものでした。
業者に頼んでいれば、運び出しは任せて、私は残す物を選ぶことに集中できたはずです。



分別でいちばん疲れるのは物の量ではなく、要るか要らないかを決め続けることです。
分別がどれほどきつかったかは、うんざりした6か月の記録のほうに詳しく書いています。
ここでは業者を断った判断と結びつけて、分別のつらさを短くまとめておきたいと思います。
押し入れとタンスで手が止まった
押し入れを開けると、来客用の布団や何十年も着ていない衣類が次々に出てきました。
タンスにも頂き物のタオルや未開封の食器が詰まっていて、手が止まってしまうばかりです。
- 来客用の布団
- 何十年も着ていない衣類
- 動かない古い家電
- 頂き物のタオル
- 未開封の食器
物の量よりも、一つずつ要るか要らないかを決め続けることがいちばんこたえたのです。
業者に頼んでいれば、この判断の数を減らして気持ちの消耗を抑えられたはずです。
遺品整理を一人でやると判断の力が尽きる
遺品整理や実家の片付けを一人でやると、物の行き先を決める人も私だけになります。
姉2人は海外に暮らしているので、そばで相談しながら決めることもできませんでした。
母は片付けに協力的でしたが、押し入れの前で手を動かして分けていくのは私の役目です。



判断を何百回もくり返すと、終盤には何でも捨てたくなります。売る物は序盤に決めてください。
疲れて売らずに捨てた大型家具の4万円は、判断の力が尽きたことによる結果でした。
分別を一人で抱えたことは、お金よりもずっと重い代償だったといまは感じています。
有給休暇が実家の片付けで全部消えた
自分で片付けると決めたことで、仕事の有給休暇はすべて実家の片付けに消えていきました。
休みを取っても体は新幹線と押し入れの前にいるので、休んだ気がまったくしません。
自宅に帰り着いた瞬間に、次の帰省の段取りを考えはじめる生活が半年続いています。
遠方の片付けは有給休暇が消えます。休みの日数も帰省の回数と一緒に数えてください。
親が協力的でも一人ではきつかった気持ちは、うんざりの記事にそのまま残しました。
【実家の片付けにうんざり】親が協力的でも一人ではきつかった6か月
実家の片付けを自分でやるか業者に頼むか決める目安


自分でやるか業者に頼むかは、家の大きさより実家までの距離で考えるべきでした。
実家の近くに住んでいれば、交通費も宿泊費もかからず空いた時間に少しずつ進められます。
遠方の実家では、片付けのために通う1回ごとに数万円のお金が確実に出ていくのです。
判断の基準は、自分でやることで帰省が何回増えるのかを先に数えておくことです。
業者代と帰省の交通費を同じ表に並べてから、自分でやるかどうかを決めてください。
ここからは、私の失敗から言える目安を3つに分けて具体的に書いていきたいと思います。
遠方の実家なら最初に業者の見積もりを取る
新幹線や飛行機で通う距離なら、片付けを始める前に業者の見積もりを取ってください。
見積もりの金額と、自分でやる場合の帰省の回数を並べれば答えは自然に出てきます。
私のように見積もりを取ったのに、交通費と比べずに断ってしまうのは避けたいところです。
見積もりを取るのは業者に頼むと決めるためではなく、自分でやる場合と比べるためです。
家の中の仕分けからまるごと任せたい人は、遺品整理を相談できる窓口が向いています。
電話でも相談できるので、遠方に住んでいて実家の様子を伝えにくい人でも安心です。
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大型家具だけは最初から業者に任せる
全部を任せるのが難しくても、大型家具の運び出しだけは最初から業者に頼むのが正解です。
私は軽トラックを借りて運ぶつもりでしたが、家具は母と2人では持ち上がりませんでした。
無理に運べば腰を痛めてしまい、そのあとの片付けがすべて止まってしまう心配もあります。
- 2階から下ろす家具は業者に
- 解体が要る物は業者に
- 運ぶ車がなければ業者に
結局は業者に払うことになるのなら、早い段階で頼んだほうが帰省も少なく済むはずです。
自分で片付けても失敗しにくい人
反対に、自分で片付けても私のような失敗をしにくい人もいるのではないでしょうか。
- 実家まで車ですぐ行ける
- 手伝える家族が何人かいる
- 荷物が少なく期間に余裕
実家が近ければ、空いた時間に少しずつ進めるだけで交通費はほとんどかかりません。
手伝える家族がいれば、分別の判断を一人で背負わずに済むので気持ちも軽くなります。
どれにも当てはまらないなら、まず業者の見積もりを取ってから自分でやるか考えましょう。
実家じまいの失敗でよくある質問
実家の片付けを自分でやるか迷っていたころ、私自身が知りたかったことをまとめました。
答えはすべて、遠方の実家を6か月かけて片付けた私の経験をもとにして書いています。
- 実家の片付けは自分でやるのと業者に頼むのとどちらが安いですか
-
私の場合、自分で片付けた費用は51万3600円で、業者に頼んでいたら約49万6800円でした。
遠方の実家では帰省の交通費がかさむので、業者代を節約してもあまり安くならないのです。
業者代だけでなく、帰省1回ぶんの交通費と宿泊費も足してから比べてみてください。
- 実家の片付けを業者に頼んでも帰省は必要ですか
-
業者に頼んでも、見積もりや作業の日の立ち会いのために何度かは帰省が必要になります。
私の場合は、お寺との相談や不動産会社との打ち合わせ、鍵の引き渡しもありました。
最初から業者に任せていた場合でも、帰省は3回ほど必要だったと私は見積もっています。
- 実家の片付けを業者に頼むとどうなりますか
-
業者は実家に来て荷物の量を見てから、作業の内容と金額の見積もりを出してくれます。
作業の日は家具の運び出しから積み込みまでを行い、私が頼んだ分は半日で終わりました。
私はすべての作業に立ち会って、残す物と処分する物をその場で一つずつ決めていきました。
何社かの見積もりを並べて比べたいなら、不用品回収無料一括見積もり「ぽいみつ」が使えます。
- 実家じまいの片付けはどこから始めればいいですか
-
最初にやるのは、業者の見積もりを取って、自分でやる場合の費用と比べることです。
そのうえで貴重品と売れそうな物を分けて、捨てるのは査定のあとに回してください。
- 実家じまいには何年かかりますか
-
私の場合は実家を空にするまでに6か月、売却までふくめると全部で9か月かかっています。
親が元気なうちに始めて、母も片付けに協力的だったので、この期間で済みました。
- 遺品整理や実家の片付けを一人でやるのは無理ですか
-
無理ではありませんが、遠方の実家を一人で片付けるのは想像以上にきつい作業でした。
私は姉2人が海外にいるので、分別の判断も帰省も最初から最後まで一人で背負いました。
一人でやるしかないなら、せめて大型家具の運び出しだけは業者に任せてください。
まとめ:実家じまいは業者の見積もりを取ってから決める


実家じまいでやってはいけない失敗は、業者代だけを見て自分で片付けると決めることです。
私は30万円の見積もりを断って51万3600円を払い、業者に頼んでもほぼ同じ約50万円でした。
- 遠方は交通費が一番高い
- 業者でも帰省はゼロにならない
- お金の差は1万6800円だけ
- 一人の分別が一番つらい
- 大型家具は最初から業者へ
自分でやるか迷っているなら、まず業者の見積もりを取って帰省の回数と並べてください。
大型家具や不用品の処分で業者を比べたいなら、一括見積もりから始めるのが近道です。
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家の中をまるごと任せたい人や、電話で相談したい人には、こちらの窓口が向いています。
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片付けから売却までの9か月の流れは、全記録の記事のほうで順番どおりに読めます。
【実家じまい全記録】実家の片付けから売却まで9か月の体験談ブログ








